✔本やネットで、スイングトレードの
「損切りライン」について調べたけど、
結局、適した損切りラインが
よくわからない…
何となくで損切りをしてしまっている…
この記事では、上記のような「損切りライン」について悩みを抱えているトレーダーや、中々勝てないスイングトレーダーに、トレード歴8年の経験からアドバイスします。
損切りラインを決めるのって本当に難しい…
最初はみんなわからないもんだよ
一つずつ解説するよ
こんな人に読んでほしい
✔スイングトレードの勉強を一生懸命しているが、損切りラインが定まらず、中々勝てないトレーダー
この記事を読めば、こんなことがわかる
株のスイングトレードにおいて
✔損切りをどこですればよいか
✔損切りがなぜ必要か
✔損切りの具体的決め方(私のやり方)
✔会社員、関西出身、東京在住
✔トレード歴8年
✔スイングトレーダー
15年1月に株式投資を開始。最初の5年間は大損と退場を何度も繰り返し、苦しい日々を送る。その後、20・21年と一定の結果を残すも、結果に物足りず、22年は大きなリスク承知で一発狙い。結果は散々なものとなる。23年は新規一転、基本に立ち返り、コツコツトレードをモットーに試行錯誤。地合にも恵まれ、23年1-6月は年初から約+75%
株のスイングトレードの
「損切りライン」はこの一択
いきなり結論になりますが、私の考える株のスイングトレードの損切りラインは、期待値の最大化が図れるところです。
これ一択だと思う
期待値の最大化!?
少し難しくてわからないです…
1個ずつ解説お願いします
もちろん
【関連記事】
ちなみに「期待値って何?」っていう人は、以下の記事で詳しく解説しているので、一度読んでもらえると、本記事の理解も深まると思います。
「期待値」を説明すると、
やばい!前に聞いたのに忘れかかっている…
大丈夫(笑)
わかりにくいので例をもちいて解説するよ
【例】期待値100円のトレードとは
仮に、同じトレードを100回行い、勝ち負けを繰り返しながら、最終的に「計1万円稼げた」場合、それは、1回あたり100円稼げるトレード(1万円÷100回)をしたことになる。これが期待値100円のトレード。
平たく言えば、1回あたり平均100円稼げるトレードということ
期待値の解説をしたところで、最初の話に戻りますが、スイングトレードの損切りライン=期待値の最大化が図れるところとは、
期待値が一番高くなるところ
ようは、どこに損切りラインを設定したら、期待値が一番高くなるのかなって考えること!
なるほど!目の前のトレードの期待値が1円でも高くなるように考えることが期待値の最大化を図ることに繋がるってことか
そして、期待値が一番高くなるトレードを考えると、自ずと損切りラインは決まるということですね
そうそう!
損切りラインの決め方
トレード1回あたりの期待値が「一番高くなるところ」を考えると自然に決まる。
株式投資関連の本やネットで目にしますが、損切りは「損失を最小限にする為に必要」というような意味合いで解説されていますが、私的には、期待値の最大化を図る為に必要という感じです。
初心者の人に、特に勘違いしてほしくないのは、損切りってとても大事だが、闇雲にすればよいわけではないということ(損切りばかりになってしまう
損切りという行為は、期待値を考える上での一つのパーツにすぎない
そもそも、なぜ「期待値の最大化」を
図る必要があるか?
損切りは、「期待値の最大化(見返りが一番大きい)を図る為に必要」ということは分かったと思いますが、そもそもなぜ、期待値の最大化を図る必要があるのか?
そもそも、なぜ期待値の最大化を図るのか
トレードは「確率論」
どれだけ上手くなっても
1回1回確実に稼げるわけではない
→トータルで稼ぐ必要がある
目の前のトレードで100%勝つことは難しい。なのでトータルで勝つ必要がある。
「トレードは1回1回確実に勝てないから、トータルで勝つ」っていうのはわかりますが、それがなぜ期待値の最大化に結びつくのですか?
これから話をすることを聞いてもらえるとわかりやすいかも
トレードはトータルで稼ぐものという前提で続きを話すと、ここで問題に挙がるのが、トータルでどうやって勝ち続けるのか?
その答えは…
期待値が一番高いトレードの「数」をこなすしかない
先程説明した通り、トレードは確率論!
1回1回を100%勝ち続けることは不可能に近い
(何をもって勝ち負けとするかによるが)
ここで何が言いたいかというと、
大事なのは勝ち負けではなく、いくら稼いだのか
「何勝何敗(勝率)」より、最終的にいくらお金が増えたか
1回1回100%稼げる方法がない以上、1回1回のトレードで1円でも多く、プラスになるような手法を考えるしかない
結局のところ、
前章で話した期待値が「一番高い勝負をすること」に繋がる。
そして期待値自体もざっくりいうと、1回あたりの「平均稼げる額」なので、期待値がプラスのトレードでも、運が悪かったり、トレード数が少ないとプラスにならないことがザラに起きる。なので「数」を重ねるしかない
ここまでをまとめ
トレードは確率論なので毎回稼げない。なのでトータルで稼ぐ必要がある。
その為には、1回1回の稼ぐ額が少しでも大きくなる勝負を行う。
それは、期待値が一番高い勝負を常に行っていくことになる。
ようは、期待値の最大化を常に考えること
毎回のトレードに対して、期待値の最大化を図ることが一番稼げる方法
具体的には期待値100円より1,000円、10,000円と、期待値の高いトレードを求めていくこと
なるほど。意味はわかりました
ただ一つ問題なのが、期待値の最大化を図れる損切りラインって、具体的にはどうやって決めるのですか?
次で解説するよ
さいごに
(具体的な損切り位置の決め方)
あくまで私のやり方になりますが、スイングトレードで、期待値の最大化が図れる”損切りライン”を決めるには、①チャート分析力②経験値を活用し、期待値を算出する必要がある。
①チャート分析力②経験値とは
①株価チャートを分析する力
②自分なりの相場観を持つ
難しそう…
日々の勉強が必要そうですね
そうだね。もちろん簡単ではないと思う
でも学んでいけば大丈夫だよ
①株価チャートを分析する力
スイングトレードという比較的短い期間で売買する場合、「株の※需給」が売買の判断の重要な指標となる為、株価の動きを数値化したテクニカル分析は避けられないと思います。
※簡単に言えば、人気みたいなもの
トレード期間が短期間だと、企業の「実績」より「需給」が株価に影響を大きく及ぼす
株価チャートの基本「ローソク足、出来高、移動平均線」の知識は最低限つける。
株価チャートの分析力がつけば、期待値を算出するのに必要な①購入するライン②損切りライン③利益確定ライン④その場合の勝率(予想)が見えてくる。
株価チャートの分析力がついてくると、「このチャートパターンなら、このぐらいの株価までは上がるかな(下がりやすいかな)」とかが少しずつ見えてくる
【関連記事】
私が普段使用しているテクニカル分析については、以下の記事で詳しく解説しています。
あとは以下の記事もおすすめです。
②自分なりの相場観を持つ
株価チャートを分析する力だけでも、十分に期待値を算出できますが、より精度の高い期待値を算出するには、トレードの経験値を積み、自分なりの相場観をもつことが必要だと私は思います。
以下の記事で、「自分なりの相場観の意味や作り方など」について、詳しく解説してるので興味ある方はぜひ。
勿論、最初はテクニカル分析力も乏しいし、経験値もないので、適切な損切りラインを決められないかもしれないし、大きく誤った期待値を算出してしまう可能性も高いと思います。
ただ、勉強と経験値を積み重ねると徐々にですが、正しい期待値が算出できるようになります。
仮説と検証の繰り返し
時間はかかりますが、毎回、期待値を算出していく癖をつけると、期待値の精度は格段に上がる。トレードが上手い人は無意識にこれが出来ている
わかりました。頑張ります
さいごに私の経験から、スイングトレードの期待値を算出する(損切りラインも決まる)にあたり、大事だと思うポイントをいくつか挙げるよ
・銘柄の種類にもよるが、
数日~数週間の保有期間だと、
大きく上昇しても、
株価2倍程度(利益確定の目安)と思っておく
・当たり前だが、
損切りラインを変えると期待値も変わる
・地合の強弱の基準を自分なりに作って、
それに合わせて「利益確定・損切りライン」を調整
▼参考記事▼
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